[UFOCaptureにおける時刻精度]

このページはUFOCapture を使用して科学観測をする際に必要となる時刻精度について記載しています。

UFOCaptureにおけるスーパーインポーズ時刻は次の要因によって決まります。

  1. パソコンのクロックの時刻精度
  2. ドライバおよびUFOCapture内での遅延
  3. カメラによる遅延

1.パソコンのクロックの時刻精度

2.ドライバおよびUFOCapture内での遅延

3.カメラによる遅延


2. の問題があるので、折角パソコンの時計を正確に合わせても誤差の最大値を見積もることはできません。

しかし、パソコンの時計が正確な場合、通常どの程度の遅延があるのか、知っておくことは価値があります。

以下、UFOCaptureEx V1.85による実験です。

この図はGPS時計を表示した画面をUFOCaptureでキャプチャしたものです。

スーパーインポーズ時刻は、2画面目、276フレームで39秒から40秒に変化しています。

GPS時計の表示は4画面目 278フレームで39秒から40秒に変化しています。

つまりこの例では2フレーム、映像が遅れて(スーパーインポーズ時刻が進んで)キャプチャされていることになります。

この差はキャプチャボードを変えても、NTPで数ms以下に同期している別のパソコンの画面をキャプチャしても同じでした。

この手の実験では、より正確にはディスプレイのリフレッシュレートやカメラのシャッタースピードも考慮する必要があります。事実、この実験をくり返すと1フレームずれで文字が変化し始めるケースもありました。

ビデオキャプチャの場合にはフレームが終了した後の時刻しか記録できないので、最良でも0〜33msecの遅れになります。UFOCaptureの場合にはこれに1フレームの固定的なバップァリング遅れがあって、33〜66msの遅れとなっていると考えられます。

V1.85の結論

パソコン時刻が正確な場合、時計が33〜66msec進んでいるようにキャプチャされる。

NTPやGPSの実験を通して、ようやく時刻精度を語れる段階になってきました。

将来的にはUFOCaptureのスーパーインポーズでms単位まで表示し、固定的なオフセットを設定できるようにしたいと思います。これによって、1/60秒単位での時刻分析を可能にしたいと思います。

その段階で、雷光などの発生時間が正確に判る現象のキャプチャして絶対時刻の誤差を再度調査したいと思います。