東京の夜空-2005年6月

このページでは UFOCapture を使って自動キャプチャした流星/雷など夜空の情報をご覧いただけます。観測地は東京都世田谷区です。

統計にはUFOAnalyzer V0.xxを使用しています。使用している観測機材はこちら、その他のキャプチャサンプルはこちら


天候 透明度 WAT100N+6mm WAT-100N + 3.8mm 詳細 メモ
方角 流星 発光 方角 流星 発光
1-2 × N 0 0 0 W 0 0 0 走り梅雨、アジサイも花芽が大きくなってきました。今月は西向きは3.8mmです。
2-3 × - - 中国本土まで続く大きな雨雲です。暫しお休みでしょうか?。
3-4 × N 0 0 0 - 前線が本州南岸に迫っています。なかなか晴れそうにありません。
4-5 × N 0 0 0 - 上空に寒気が入っていて不安定な天気が続いています。
5-6 曇>晴 ×>○ N 2 〜10 0 W 3 〜30 0 各地で雷雲、夜半から晴れましたが、夜が短く流星の数は伸びません。
6-7 晴>曇 ○>× N 2 0 0 W 4 0 0 日中31度の夏日、夜半から雲がでました。数は少ないですが皆明るい流星です。
7-8 N 1 0 0 W 3 0 0 南方の台風のおかげて、前線が切れ、なんとか観測できています。
8-9 × N 0 0 0 W 0 0 0
9-10 晴,曇 N 4 0 0 W 1 0 0 北で火球がありました。10日は台風接近のための雨天ですが、なんと関東では九州より早く梅雨入り宣言がありました。
10-11 × N 0 0 0 -
11-12 × N 1 0 0 W 1 0 0 雨がやんだのですが晴れませんでした。
12-13 × N 0 〜10 0 W 0 〜5 0 群馬、栃木で弱い熱雷。寝苦しい夜になりました。
13-14 晴,曇 ○,× N 5 0 0 W 5 1 0 前線が南下し、夕方快晴でした。期待したのですがやや雲がでました。久25mm遊撃カメラでイリジウム衛星を狙ってみました。
14-15 × N 0 0 0 W 0 0 0 大きな雲が迫ってきました。近所のアジサイがとても綺麗です。
15-16 雨,曇 × N 0 0 0 -
16-17 雨,曇 × N 0 0 0 - 梅雨空です。でも明日は快晴と雷雨の予報が出ています。
17-18 × N 0 0 0 -
18-19 × N 0 7 0 W 0 10 0 日中晴れたのですが、夕方から雲ってしまいました。
19-20 × N 0 0 0 W 0 1 0 今年はどの花もとても色が鮮やかです。去年の猛暑の影響でしょうか。
20-21 △,× N 4 0 0 W 0 0 0 恒星が全く見えません。
21-22 × - - 夏至、日出 4:25, 日入19:00 監視開始19:40 終了3:45 (8時間5分)
22-23 × N 0 0 0 - 北向きに6mmを1台追加し、片方で分光観測をしてみたいと思います。
23-24 × N 0 0 0 - カラ梅雨が続いています。
24-25 × N 0 0 0 W 0 0 0 日中今年初の夏日。こんなに曇りが続くのも珍しいです。
25-26 △,× N 3 0 0 W 2 0 0 恒星が殆ど見えません。
26-27 × N 2 2 0 W 1 5 0 ......
27-28 ×>△ N 3 0 0 W 7 0 0 22:00に29度もある熱帯夜、夜半から雲が切れ、恒星が覗きました。
28-29 曇>雨 × N 0 0 0 - 日中36度超で6月の新記録、前線は北陸で記録的大雨。
29-30 曇>雨 × N 1 0 0 - 前線が南下し、やっと梅雨らしくなりました。
30-7/1 × N 0 0 0 W 0 0 0 なんと今月は快晴夜が1日もありませんでした。これも記録だと思います。

レポート作成日には方角欄をクリックするとHTMLレポートがご覧いただけます。同時流星検出用 M.CSVはSonotaCo.JPへ掲載します。


[2005/06/13-14]

来るべきスプライト観測に向けて、WAT-100N+25mmF0.95での観測の練習をしています。この夜は3日前の梅雨入り宣言とは裏腹に全然が南下して、関東は夕方快晴になりました。

人工衛星予報を調べた所、明け方にイリジウム衛星の2連発があることがわかり、南東で人工衛星観測をすることにしました。

左は観測開始直後に捉えた ERS-1 の光跡です。私はOrbitronという人工衛星軌道計算ソフトを使用しているのですが、ずばり見つかりました。Orbitronによれば、反射率71%の衛星で等級は5.7等との予報でした。高度784kmを北行するパスでカメラまでの距離は1700〜1200kmでの観測です。

ERS-1は1991年7月17日に打ち上げられた欧州の地球観測衛星だそうです。

ビデオは30秒以上もあるものなので、容量の関係で掲載できません。(この画像内のスーパーインポーズは誤りで、カメラはWAT100N,レンズは25mmF0.95です)

左はORBCOMM-X という南行する衛星のようです。

高度761km, カメラまでの距離は1400km程 反射率63%(予測等級不明)のものです。感じとしは5等程度に映っています。

ORBCOMM-Xはアメリカの通信実験衛星のようです。

この夜は人工衛星観測を意識して、UFOCaptureV2の設定で、Max(sec)を0、SlowObjectMaskをオフにしてゆっくりとした長い光跡が全て撮れるようにしました。広角レンズでこんなことをやると飛行機ばかりで大変なのですが、望遠レンズでは飛行機はあまり入らないのでなんとかなります。

左はUSA144と思われます。この衛星はアメリカの偵察衛星またはその中継衛星のようです。高度は2912kmと高く、広い範囲をカバーするためのもののようです。反射率は51%で予報では6.8等となっています。
おまたせ、狙いのイリジウムフレア1発目です。

このフレアの発生予報に合わせてカメラをセットしておいたのですが、ズバリ視野に入り感激です。

これはIridium33 -1 等予報です。イリジウムフレアにしては暗いものです。

こちらは Iridium90 -4等です。予想より地味な映りでした。

前のフレアから7分後です。ほぼ同じ軌道、同じ向きで周回しているので、おそらくは片方は予備で近い将来交代するのではないかと思います。

動画です。オリジナルのAVIだと3枚の反射板に対応する3つの光源に分かれて見えるのですが.... 以下のwmvでも3MB程あります。

M20050614_030202.wmv

尚、この夜このカメラは流星を8個も捉えていました。

6mmレンズでは北、西ともに5個つづでした。

前回(5日)に引き続いて25mmレンズの方がキャプチャ数が多いという結果です。どうやら、この時期は25mmレンズの方がキャプチャ数が多い可能性が出てきました。この季節の透明度では暗い流星が6mmレンズではキャプチャできないのだろうと思います。新発見かもしれません。

[2005/06/09-10]

-2等 散在流星

-3等 散在流星

[2005/06/05-06]

6月に入り、晴天の夜が少なくなりました。

5日夜も当初は近くの雷雲でベタ曇り状態でしたが、夜半から綺麗に晴れました。でもやはり夏空、透明度はいまひとつで、夜明けが早いので、中々キャプチャ数が伸びません。

左は西向きS3カメラで捉えた0等クラスの流星です。 3.8mmレンズなので、あまり大きく映りません。しかし、視野は広く、南西から北北西までの横90度の視野があり、同時流星検出にも最適です。

このカメラは屋根裏の小窓から西を見ているので仰角0度から視野に入れることができ、はるか遠方の低仰角現象も見逃しません。能登半島西方日本海から琵琶湖、紀伊半島までの上空が視野に入っていると思います。

この方角は関東と関西の航空路にあたり、以前は飛行機が物凄く多かったのですが、UFOCaptureV2になって飛行機が殆ど完全に自動マスクされるので安心して観測できます。当分この視野で観測したいと思います。

西向き(S3) WAT-100N+3.8mmF0.8の視野です。

動画: M20050606_031347_TK1_S3.wmv

おなじみ、北向き常設カメラです。

能登半島先端付近から福島、山形県西部までの上空が視野に入っています。

最近ではカメラが2、3台入る換気扇フード型巨大ハウジングに入れており、雨の日でも放置できます(観測は雨粒が邪魔でできませんが...)

北向き(S2) WAT-100N+6mmF0.8

動画: M20050606_023332_TK1_S2.wmv

この流星は光跡は大きいですが、ボヤッと暗い流星です

今月は、夏のTLE(スプライト、プルージェットなどの高高度発光現象)を狙って、観測体制を強化しています。

左は WAT-100N+25mmF0.95 という望遠観測用遊撃カメラが昨夜捉えた流星画像に方位仰角と恒星の等級を書き込んだものです。

この夜、このカメラは北極星に向けてセットしておきました。確実に分っている恒星を狙っておくと、新しいカメラやレンズをテストする時、視野のパラメータが容易に設定できるので便利なのです。

昨夜は透明度はいま一つでしたが、なんと、この組み合わせだと7等までの恒星がハッキリ認識できます。マスクは8等以上までかかります。

この組み合わせで捉えた流星の動画です。およそ5等級と見積もることができます。

動画: M20050606_030227_TK1_S8.wmv

驚いたことに、この夜、3時間程しか晴れなかったのですが、このレンズとカメラの組み合わせはなんと 5つもの流星を捉えていました。5等から7等までのものです。

北向き6mmレンズの記録数が2、西向き3.8mmレンズの記録数が3だったことを考えると過去の常識を覆す驚きの結果です。

これまで10mm以上のレンズでは流星数は減ると考えていました。恒星は暗いものが圧倒的に数が多いですが、流星はそうではなく、ある程度以上の焦点距離では視野が狭くなるにつれて観測数は減るだろうと思っていました。

この時期、暗い流星群があるのでしょうか。興味深いです。