このページでは UFOCapture で自動キャプチャした2003年しし座流星群の流星をご覧いただけます。
予報では1499年のトレイルに14日2時17分頃地球が遭遇するとのことでした。幸いにも東京は久々の快晴、月齢19.3の月がしし座を先導するように動くので、南の中空、月の下を狙って監視しました。機材はいつものWAT-100N+6mmF0.8です。プログラムは記録用静止画保存機能を備えた UFOCaptureEx V1.71 を使用しました。
監視パラメータは NoiseTracking =ON(110%,Delta=3), Detect Size = 3,SMask = ON(104%,MSize=4), BrightOnly=ON, Min=3, CG=70, HG-20 と標準的な設定です。
結果は全77クリップ中、流星 56、( しし群24、その他32)という結果でした。時間帯別では以下でした。
| 時間帯 | 流星数 | 内 しし群流星数 |
| 19:00-20:00 | 1 | 0 |
| 20:00-21:00 | 1 | 0 |
| 21:00-22:00 | 1 | 0 |
| 22:00-23:00 | 1 | 0 |
| 23:00-0:00 | 3 | 0 |
| 0:00-1:00 | 3 | 1 |
| 1:00-2:00 | 4 | 0 |
| 2:00-3:00 | 11 | 6 |
| 3:00-4:00 | 10 | 6 |
| 4:00-5:00 | 15 | 6 |
| 5:00-5:30 | 6 | 5 |
中で明るかった流星を2つ 記録用静止画(原画はbmpです)と動画(現映像はaviです)でご覧下さい。
静止画で、時刻の次に表示されている数値は動体検出のフレーム数です。毎秒30フレームですので、00014なら約0.5秒の継続時間ということになります。また、画面右下のビットマップキャプションはユーザの方が自由に変更できます。観測地などを入れると良いかと思いました。
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画面右がオリオン座、流星のすぐ下がシリウスです。記録用静止画(C.bmp)の恒星の明るさはマスク画像と違って8ビット値で、飽和しない範囲で入力映像に比例した明度です。 |
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シリウスに突っ込む感じの流星です。 |
しし座流星以外でキャプチャされた目立ったクリップを3つご覧頂きたいと思います。
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画面からはみ出してしまったのがちょっと残念です。画面中央右は火星です。 |
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これはイリジウムフレアです。調べた所Iredium 14 という衛星で、正式運用中でないため、予報にはありません。
驚くべきことに、再圧縮前のaviファイルではフレア終了時にもう1つの衛星が見え初めていました。 |
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こちらが、後続の衛星のフレアです。時間にして15秒程のずれです。
こちらは予報にありました。Iridium 74 で、-5等級とのことでした。 先行したIridium 14はこのIridium 74を代替すべく殆ど同じ軌道、同じ姿勢に制御されているのではと思います。 こんなことが行なわれているのですね。 |
さて、明日以降はどうなるでしょうか。
曇り、雨と2晩続き、16日はようやく晴れました。17:00-6:00時までの監視で途中曇ったのは10時ごろの1時間程度で、透明度もまずまずでした。結果は以下でした。
| 時間帯 | 流星数 | 内しし群流星数 |
| 17:00-18;00 | 1 | 0 |
| 18:00-19:00 | 1 | 0 |
| 19:00-20:00 | 0 | 0 |
| 20:00-21:00 | 0 | 0 |
| 21:00-22:00 | 3 | 0 |
| 22:00-23:00 | 3 | 0 |
| 23:00-0:00 | 5 | 1 |
| 0:00-1:00 | 2 | 2 |
| 1:00-2:00 | 5 | 0 |
| 2:00-3:00 | 4 | 0 |
| 3:00-4:00 | 8 | 3 |
| 4:00-5:00 | 12 | 8 |
| 5:00-6:00 | 5 | 4 |
| 計 | 48 | 18 |
中から18時27分12秒の火球(散在流星と思われます)と4時台の明るかったものをご覧下さい。
監視方向は北北西です。画面右中央やや下が北極星です。軒が映るのを避けるさめカメラがやや傾いているのでご注意下さい。
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この流星は継続時間6秒と長いものだったために関東周辺で多くの人が目撃したようです。
多くの人と流星の感動を共有できるのは素晴らしいですね。 |
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M20031117_042548.wmv
後日、「流星の世界」のページで軌道計算して頂けました。結果はなんとろくぶんぎ座δ流星群とのことでした。 ->軌道計算結果 |
昨日に引き続き快晴に恵まれました。木枯らしが吹き、透明度は抜群でした。結果は以下でした。
| 時間帯 | 流星数 | 内しし群流星数 |
| 17:00-18;00 | 0 | 0 |
| 18:00-19:00 | 1 | 0 |
| 19:00-20:00 | 1 | 0 |
| 20:00-21:00 | 1 | 0 |
| 21:00-22:00 | 2 | 0 |
| 22:00-23:00 | 6 | 0 |
| 23:00-0:00 | 1 | 0 |
| 0:00-1:00 | 9 | 1 |
| 1:00-2:00 | 10 | 7 |
| 2:00-3:00 | 14 | 7 |
| 3:00-4:00 | 9 | 6 |
| 4:00-5:00 | 17 | 15 |
| 5:00-6:00 | 6 | 3 |
| 計 | 77 | 39 |
監視方向は昨日に引き続き北北西です。画面右中央やや下が北極星です。カメラは左に30°程や傾いています。
昨夜のキャプチャの中から目立ったクリップをご覧下さい。
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中央左がカシオペア座です。
しし群の1等位の流星だと思います。 ちょっと星が多すぎて星座がよく分かりませんね。このコンポジット画像の記録はCG=50,HG=10のデフォルト値です。 |
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こちらは0等以上ありそうですね。画面右が東で画面の外に獅子座が昇っているはずです。 |
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だいぶしし座の高度も上がって来た時刻のものです。画面下部のカシオペア座は沈みかけていますが、画面左上にペルセウス座が入ってきています。 |
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これがこの日一番のしし座流星です。明るさは-2等くらいでしょうか。短いのであまり迫力がありません。 |
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これはオマケです。
このように動画で羽ばたきの様子がよく見えたのは初めてです。これは鳥ではなくコウモリのような気がします。それもかなりの大物です。是非コマ送りで見てみてください。 東京の住宅地にもこんなものが飛んでいるのですね。 |
東京は雲が広がり、1時頃からは恒星が全くマスクされないほど透明度が下がりました。
流星キャプチャ数は全体で3、しし座流星群と思われる流星は雲を通して爆発が見えた1つだけでした。
これは2時21分14秒頃のもので、不鮮明かつ、発光点が画面に入っていないため、、掲載しないつもりでした。静止画は以下です。

ところが、掲示版に書き込んでくださっている新潟の ぷるさん がほぼ同時刻の流星をキャプチャされており、クリップを送って下さいました。
以下、両者を並べておきます。時刻誤差はぷるさんが2秒程度とのことで、私の方も1秒程度ある可能性があるので、同時火球の可能性があると思います。
| 観測者 | ぷるさん | SonotaCo |
| 観測地 | 新潟県長岡市 | 東京都世田谷区 |
| カメラ方向 | 東南東 仰角15〜20度 | 北北西 仰角 37度
カメラは水平に対して左に約30度傾いている |
| 動画 | niigata.mpg | tokyo.wmv |
| 備考 | 発光から画面外へ | 画面外から消滅まで |
同一の火球だとすると、方向が全く逆なので、直感的には東京と新潟の中間付近で流れたのではないでしょうか。詳細検討すれば、流星の軌道も計算できるかもしれません。大まかな位置関係を地図に書いてみました。この時刻のしし座流星群の輻射点はちょうど真東なので、およそ次の図のようになります。

しかし、曇りで恒星が殆ど映っていないことと、時刻誤差が大きいことが悔やまれます。これ以上正確に書くことは難しいようです。栃木県から群馬県にかけて流れたと思うのですが、流れた位置はもう少し南の埼玉県堺に近い所かもしれません。なんともアバウトな話しで申し訳ありません。
これまで誤差は1秒程度なら良いだろうと考えていたのですが、このように発光点と消滅点が別々のクリップにあるケースを考えるともっと正確に合わせる必要がありそうです。私の所はこれまで一日1回のNTP時刻合わせでしたが、今後は1時間毎にNTPで合わせることにして、誤差を0.1秒程度にしたいと思います。
完璧なシンクロキャプチャが実現されるのも時間の問題のような気がしてきました。がんばりましょう。
【2003/11/19-21】
極大予報日ですが、悪天候のため、観測できませんでした。残念です。
今年のしし座流星群はもともと大出現は望めない予報だったのですが、さらに東京は悪天候が続き、僅かしか観測できませんでした。木々の紅葉も今年は随分遅れていると思います。この時期秋雨前線のような気圧の谷がウロウロしているのは驚きです。
さて、21日夜にはしし座もほぼ収まり、一夜の観測で全流星34個の中でしし群と思われる流星は10個でした。最後にしし座の大きな流星を掲載したかったのですが、昨夜流れた最大の流星はおうし群のものでした。北の空を西から東に流れました。以下、静止画と動画です。今日から時刻の誤差は0.1秒以下です。

このページの更新は今日で終わりにします。次はふたご座かな? 後処理プログラムが間に合うでしょうか?。